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私が“雑食系通訳”でいる理由

何が来るか分からないから、通訳は楽しい。

通訳の世界には、「この分野ならこの人」というスペシャリストがたくさんいます。
企業のIR専門、法律専門、医療専門…
特にプロフェッショナルでレベルの高い通訳者ほど、強い専門分野を持っている印象があります。

一方で私はというと、どちらかと言えば
「来た依頼は基本的に何でも受ける派」。
いわば、雑食系通訳です。

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雑食になった一番の理由は「単純に面白いから」

もちろん、私にも得意な分野とそうでない分野はあります。
でも、あえて新しい分野の案件を受ける理由のひとつは、
とにかく準備が面白いから。

新しい分野の案件が来ると、
その業界のことを調べて、背景を読んで、専門用語を覚えて…
正直、時間はめちゃめちゃかかります。

でもその分、
「え、こんな世界があったの?」
「こんな仕事してる人がいるんだ」
という発見があって、それがすごく楽しいんです。

通訳をしていなかったら、
きっと一生関わらなかったであろう分野を知れるのは、
この仕事の密かなご褒美だと思っています。

医療通訳で広がった世界

もうひとつ、雑食になった大きな理由が医療です。
正直に言うと、通訳をするまで、私はあまり病院に行くタイプではありませんでした。
ありがたいことに、ずっと元気だったので。

でも通訳をするようになってから、
本当にいろいろな医療の現場に立ち会うようになりました。
こんな治療法があるんだ、
こんな技術が使われているんだ、
こういうことで苦しんでいる人がいるんだ。

そういうことを知るたびに、
世界が少しずつ広がっていく感じがします。
これもまた、雑食でいるからこそ見える景色だなと思います。

雑食通訳、けっこういいですよ

専門を極めるのも素晴らしいし、
それがプロの王道だとも思います。

でも私は今のところ、
「何が来るか分からないからこそ楽しい」
この雑食スタイルがわりと性に合っています。

というわけで、
今日も分野問わず、どんな案件でもウェルカム。
何が来るか分からないから、通訳は楽しい。

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